つづら箪笥
岩井つづら店立て替えに伴い戦前から使っていたつづら箪笥を修理することになりました。まずは、古くなって亀裂が入った漆と和紙を剥がす作業から始まります。
つづら箪笥の修理をしています。
1: つづら箪笥に和紙を貼ります。その和紙に布海苔を塗ります。
乾燥させてから、柿渋を二度塗ります。
2: つづら箪笥に柿渋を塗ります。この下塗りは、最後の漆の色により下地の色が、変わります。今回は、仕上げを黒色にするので下地は、柿渋に松煙墨を混ぜたものを塗布します。
漆を塗って完成しました。表面に竹の風合いが、出ていてなんとも言えない風合いです。この箪笥は、大変軽く女性でも簡単に動かすことが、できます。おまけに通気性も良く、防虫効果も有ります。
昔の人は、凄いですよね。